2017/11/02 18:00:00
  • 【非正規労働者の権利実現全国会議】Q.無期派遣とはどのような制度なのでしょうか?

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目次************
(A)寄せられたご相談に回答しました
(B)派遣労働者の皆様へのアンケート・ネット相談の実施中
(C)「オピニオン」記事のご紹介
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(A)寄せられたご相談に回答しました

【質問】
派遣元より無期派遣の提案をされました。
無期派遣とはどのような制度なのでしょうか?

【回答】
「無期派遣」といわれているのは,無期雇用派遣を前提にお答えします。
有期雇用派遣では,派遣社員の期間制限として、

「事業場単位」…
同一事業場で3年を超えて派遣社員を受け入れてはならない。
「個人単位」…
同一派遣労働者を3年を超えて受け入れてはならない。

というものがあります。
この期間制限により、有期雇用派遣社員のAさんは、
3年間は同じ職場で働けても、その職場で直接雇用(いわゆる「正社員」)
されなければ、3年でその職場での仕事は終了します
(直接雇用されることはめったにありません…)。

次の派遣先がすぐに決まらなければ、見つかるまでは
仕事を失うこととなり雇用がとても不安定になります。

無期雇用派遣の場合は,これらの期間制限がありません。
そのため,有期派遣よりも,派遣先での長期間の就労が可能となります。

また、「無期」の雇用なので有期雇用と異なり、
期間が経過すれば即契約終了ということにはならず、
有期派遣より雇用は安定するものと考えられます。

しかし、これは理想的な無期派遣制度の話です。
派遣先との派遣契約打ち切りにより仕事がなくなる
可能性もありますし、その場合は(それだけで解雇してはならない
という指針は出されているものの)、次の派遣先を探したが
見つからない、などの理由で解雇される可能性もあります。
直接雇用に比べると、やはり雇用は不安定です。

今後、派遣元から、有期雇用派遣社員に対して、
無期雇用派遣への転換の話が出てくる可能性があります。
この時に、ご自身の派遣としての雇用歴や契約書等を
しっかり確認してください! 有期雇用派遣でも法律違反があれば、
直接雇用となる可能性があります。

ご自身の雇用の安定のためにも、現在、派遣で働いている方は、
契約書を今一度チェックして、直接雇用の可能性があるか
確認してみてください。

直接雇用については,次回のメルマガで詳しく紹介します!!

派遣法について詳しくお知りになりたい場合は、
『ここが知りたい! 改正派遣法Q&A』を次のリンクから
ダウンロードできますので是非ご覧ください。
http://hiseiki.jp/whatsnew/160916_haken-qanda.php

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(B)派遣法改正から3年、派遣労働者の皆様へのアンケート・ネットを実施中

アンケート・相談窓口はこちら↓
http://haken2018.hiseiki.jp/

2015年9月に派遣法が改正され、大きく制度が変わりました。
来年2018年10月には、改正派遣法施行から3年を迎えますが、
今の職場でこのまま働けるのか、突然派遣先から切られてしまわないか、
派遣先に直接雇用してもらえるか−。

そのような疑問を一度、弁護士や学者にぶつけてみませんか? 皆様の
ご相談をお待ちしております。また情報の拡散にも、ぜひご協力ください。

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(C)「オピニオン」コーナーでは、非正規雇用に関する論考を掲載しております。

「損保業界のリーディングカンパニー 東京海上日動における
『女性活躍?』制度とは」(松浦章・兵庫県立大学客員研究員)
http://www.hiseiki.jp/opinion/170406_matsuura.php

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非正規労働者の権利実現全国会議(略称:非正規会議)
私たちは非正規労働者の雇用と暮らしの質を高め、
権利の実現に貢献することを目的として、研究者・法律実務家などを中心に活動しています。
公式サイト http://hiseiki.jp
メール contact@hiseiki.jp
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